イッテQ!に「ウズベキスタン」が取り上げられる

デイリーメッセージ, 志力の政治, 海外での活動, 遠山清彦を知る

皆さんは中央アジアの「ウズベキスタン」という国をご存知でしょうか?5月13日夜に日本テレビ系列で放送された「世界の果てまでイッテQ!」でタレントのイモトさんが、このウズベキスタンを訪問し、体験レポートしました。大変面白く、しかし、非常にわかりやすくウズベキスタンの魅力や日本との関係をご紹介いただき、感動しました。

世界の果てまでイッテQ! イモトさんウズベキスタン訪問

私は、日本ウズベキスタン友好議連の副幹事長をしています。初訪問は、2014年12月。首都タシケントを訪問しました。非常に寒かったですが、街にはゴミ一つ落ちておらず清潔で、重厚な建造物に魅了されました。(その中でも一番目立つのは、日本人が建造したナヴォイ劇場で、イッテQでも紹介されていました。)その時の訪問の目的は、ウズベキスタン国会の選挙監視の仕事でした。空港で私と自民党の塚田一郎参院議員を迎えてくれたのが、当時、ウズベキスタンの雇用・社会保障担当大臣だったアジズ・アブドゥハキモフ(現観光担当大臣)でした。親愛を込めてアジズと呼んでいます。

アジズと私たちはすぐ仲良くなり、滞在中、何度も一緒に食事をして意見交換をしました。アジズは超がつくほどの親日家で、日本語も流暢。後で判明したのですが、日本語でLINEやフェイスブックにも投稿するレベルです。身体は、ちょっとした力士のように大きいのですが、童顔で、日本人にも似たナイスガイです。

遠山清彦とウズベキスタン観光大臣のアジズ・アブドゥハキモフ氏

アジズは、学生時代に国費留学生として一橋大学に留学した経験があり、その後は本国でプライベートバンカーとして活躍。30歳前後に政府に抜擢され、32歳の若さで大臣に就任しました。以後、カリモフ大統領から今のミジョーエフ大統領の時代にいたるまで大臣の要職にあります。ウズベキスタン語と日本語以外に、ロシア語やトルコ語も話す優秀な男です。

この最初の訪問時、たった数日で本当に親友になってしまいました。日本に帰国する直前には、突然、「俺の両親に紹介したい」と彼の実家まで行きました。その両親から、「遠山さんは、顔がウズベキスタン人にそっくりだから、ここでも政治家できるわよ」と言われて爆笑したことを覚えています。

ウズベキスタン共和国アジズ・アブドゥハキモフ観光大臣のご両親と

親日家のアジズは、定期的に日本にやって来ますが、困ったことに事前通告がほとんどありません。たしか、昨年の前半だったかアジズが来日し、突然私の携帯に電話をしてきました。「遠山さん、アジズです、今、東京にいます。今晩、会いましょう!」「アジズ、私は今晩予定がある。どうしてもっと早く連絡してくれないのか?」「お互いに忙しいから仕方ない。でも、今晩絶対に会いたい。どんなに遅い時間でかまいません。」「わかった。夜の会食の後、9時過ぎに会おう」。

その晩遅く、ホテルのバーで再会(通算3回目、この前にも一度来日)しました。アジズは自分が最近観光担当の委員長(閣僚格)になり、日本からの観光客を増やしたいという事を熱く語りました。当然、私は友人として協力を約束しました。

すると、アジズは「遠山さん、明日、日本のマスコミ幹部に会いたい。今からアポお願いします!」と。思わず「えー!ちょっと待って、今から?」と言ってしまったのですが、親友だし仕方ない。夜中にマスコミの友人達に電話をしまくって、3つの会社にアポを取ることができました。翌日アジズは日本のメディアを訪問し、ウズベキスタンの素晴らしさと、番組に取り上げて欲しいことを「営業」して回りました。

しばらく時が流れ、昨年11月中旬、衆院総選挙の直後に今度は私がウズベキスタンを再び訪問することになりました。同国の有名な古都、世界遺産を多数持つサマルカンドで開催される国際会議への参加が目的です。夜中にホテルに到着すると、待っていたようにアジズが現れました。「遠山さん、ようこそサマルカンドへ!国際会議の合間は、全部私がアテンドしてサマルカンドの世界遺産を案内します!」その夜から、アジズの案内でライトアップされたサマルカンドの名所を回り、その美しさと歴史の重さに心の底から感動を受けました。

翌日も、時間の許す限り、古都の名所を回りました。「感動した。これは多くの日本人にぜひ見てもらいたい。」私は率直に感想を伝えました。「そうでしょう、すごいでしょう。だから、日本のテレビで紹介したいのです。」アジズは自信を持ってそう言いました。

ウズベキスタン、タシケント郊外。標高2000メートルの山に初めて登りました。アレキサンダー大王が通った道

その後、当事者間で調整が進み、今年春にタレントのイモトさんがウズベキスタンを訪問することになったのです。そして、この5月13日に無事放映の運びとなりました。アジズの思いを知る親友として、本当にうれしく思っています。私が訪れたウズベキスタンの史跡や観光スポットが多く紹介され、懐かしく見ました。番組には、アジズ大臣自身が流暢な日本語で登場していました。本人も、そうとう興奮したでしょう。

私もこれまで60か国を訪問し、外務大臣政務官として政府の外交活動を担い、また公明党国際委員長として党の外交活動を推進する立場から、また一人の議員としても外交活動の最前線に立ってきました。この番組が、ウズベキスタンと日本の交流をさらに前進させる一助になれば、こんな嬉しいことはありません。アジズとの友情、彼の情熱と行動が実を結んで本当に良かったと思っています。

「外交にはいろんな顔がある」。議員としての17年の国際外交を振り返ってそう思います。しかし、結局、どんな高尚な国際関係の話であっても、その基盤は、一人の人間同士の関係です。人間と人間の心の交流、言葉の違いを超えた友情と愛情。その重要性を再認識し、これからも平和外交の活動に自分らしく取り組んでいきたいと思っています。