遠山清彦です。今月2日から衆院予算委員会が開催されており、私も時間のある折にテレビやインターネット審議中継を活用して拝見し、勉強しております。予算委員会の運営について現政権になって率直に評価できる点は、官僚に頼らない政治家同士の論戦が中心になったことと、マニフェスト、憲法や安全保障など骨太の政策や政治姿勢について重厚な論戦が交わされていることです。

ただし、留意しなければならない点は山口代表が先日の代表質問で指摘していたように、官僚を排除するあまり、不正確なデータに基づいた議論だけに矮小化してしまったり、その結果として国に必要な情報開示が不十分になってしまっては意味がないということです。これは、予算委員会よりも各省庁に対応した常任委員会での審議の運営について当てはまる可能性が高い問題ですので、是非政権与党においては柔軟に対応してもらいたいと思います。

鳩山首相自身の答弁姿勢については、好感が持てます。それは、丁寧に低姿勢に説明する姿勢を持っているからです。(「霞が関(官僚)は大ばかだ」と放言した菅副総理と比較すれば、はるかに立派だと思います。)ただし、首相の説明の「中身」については、次々と問題が明らかになっています。特に、原子力発電や国家安全保障の問題について、連立パートナーの社民党との溝の深さは誰の目にも明らかであり、今後の政権運営の大きな火種になると考えます。

さて、私は先週3日間をかけて、与論島を除く奄美諸島(奄美大島、沖永良部島、徳之島、喜界島)を訪問しました。各地で、多くの方々にお会いすることができ、真心の激励を頂き、勇気万倍になりました。本当に、ありがとうございました!私は、母親が沖永良部島の家の出でもあり、個人的にも深い親しみを感じていますが、党の離島振興策の責任者として今後も定期的に奄美を訪問し、離島の現場でしかわからない諸問題の解決に全力を尽くしたいと決意しています。

実は、衆院選比例区の公明党得票数は、奄美諸島5島12市町村では、第1位となっています。主要政党の得票数は、(1)公明党 27482票、(2)民主党 23550票、(3)自民党 21092票であり、公明党の得票率は34.08%と驚異的な結果になっております。あれだけ全国的に民主党に風が吹いた衆院選も、地元の『奄美新聞』の表現を借りれば、「奄美では、微風」となったようです。

この背景には、地元の党員・支持者・地方議員の一体となった地域貢献の取り組みがありました。現地に伺って、直接その話をうかがいながら、都市部に人口が集中し、地方で過疎化・高齢化が進む日本社会にあって、公明党がどのような役割を果たすべきか、そのモデルになりうる、との感想を抱きました。立党精神の息吹を一番感じさせてくれる奄美の皆様にただただ感謝しています。(なお、与論島にも近い将来訪問する予定です。)