遠山清彦です。今月は離島訪問を重ねています。20、21日の両日で、鹿児島県の種子島と屋久島を訪問し、講演させていただきました。種子島の人口は意外と多く、3万3千人。鉄砲伝来と日本の宇宙開発拠点として有名ですが、島民の皆さんの暮らしは他の離島同様大変です。基幹産業の農業では、非常に糖度の高い「安納芋」の売り上げが伸びているようですが、それだけでは全体を潤すには至らず、さらなる振興策が必要と理解しました。屋久島は、屋久杉等で有名な大自然があり、世界遺産にも登録され、一定の観光客を集めていますが、過疎化・高齢化は避けられず、今後の展望を描ききれていません。私は、離島振興を政治家としてのライフワークとしていきたいと決意しています。離島の住民が笑顔で暮らせる社会を実現したとき、日本で本当の人間主義政治が実現すると確信しています。

それにしても、中川昭一財務大臣の辞任劇には、あきれました。あの記者会見は、かつて外務大臣政務官として国際会議に参加した経験のある政治家の一人として、信じがたい光景でした。自民党は、内輪もめもほどほどに、現在要職にある方々は特に緊張感を持って国政に対処いただきたいと思います。

それにしても、今年1月29日の代表質問で民主党の小沢党首が質問に立たなかったことをマスコミはあまり問題視していないことが気になります。小沢氏は、もし今年政権交代が起これば、総理大臣になるといわれている人です。その人が、代表質問に立たない。私は、これはゆゆしき問題だと思っております。小沢氏は政治家としてのキャリアは長いわけで、私のような若造政治家は歯牙にもかけないと思いますが、はたして総理大臣の職責をまともに務めることができるのでしょうか。たった1度、約半年間の大臣経験(第2次中曽根内閣第2次改造内閣で自治大臣)しかない方が、本当に総理大臣の職がつとまるのか、私は強い疑念を抱いています。

総理のみならず各大臣は大変な仕事です。予算委員会ともなれば、連日7時間にわたり審議が行われ、野党議員の厳しい追及にこたえなければなりません。質問される政策分野もきわめて多岐にわたり、それを知らないと言えば「無責任だ」と非難され、官僚の答弁を棒読みすれば「役人に踊らされている」となじられ、他の閣僚に任せれば「丸投げだ」と批判されます。私は、そんな中で必死に頑張っている大臣たちを7年間間近に見てきて、「本当に御苦労さまです」と心の中で言いつつ、いつも敬意を表してきました。

民主党の若手議員たちは、本当に自分の党首がこの大変な仕事をこなすことができると信じているのでしょうか。私ごとき若造に言われたくないかもしれませんが、私が知る限り、小沢総理となれば大変なことになると思います。マスコミの皆さんも、現職の大臣たちを批判するのも結構ですが、政権交代をあおるなら、その先に見えている「総理候補」の資質についても厳しく検証すべきではないでしょうか。