遠山清彦です。昨日、2月2日、私たち公明党調査団一行は、初日の活動を無事に終えました。4人とも、健康で、元気いっぱいです。簡潔に、現地情勢を報告します。

初日は、終日バングラデシュの首都ダッカで活動しました。ダッカは、7年前に浜四津代表代行と一緒に訪問しましたが、その時の町並みと一変しており、正直驚きました。

日本大使館から受けた情勢説明では、GDP(国内総生産)の年間成長率がこの5年間常に6%以上を維持しており、経済成長の成果が反映されています。車も程度の良い日本車を多く見かけるようになり、大気汚染の改善も顕著です。ただし、街は乾季ということもあり、埃っぽい感じで、歩きまわるのには適しません。

バングラデシュは、日本の国土の4割の面積に1億6千万もの人が住んでおり、世界で最も人口密度が高いため、活気はありますが、貧しい人も多い国です。国連の統計では人口の4割が、最低貧困ラインを割った生活をしています。街並みは変わりましたが、未だにアジアの最貧国であることに変わりはありません。

昨日は、午前中にユニセフと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のダッカ事務所で情勢説明を受け、意見交換をしました。そこで私たちが4日に現地視察するロヒンギャ難民キャンプ関連の話を聞きましたが、想像以上に厳しい状況であることが理解できました。

難民キャンプで支援されているロヒンギャ難民の数は2万8千人ですが、その周辺に一種のスラム街を形成して暮らしている難民は20万人を超えています。ロヒンギャ難民の最大の悲劇は、前回のメルマガでも説明したように、200万人もいる民族であるにも関わらず、どの国の国籍も付与されていない民族(英語ではstateless people と呼ばれています)であるということです。

出身国のミャンマーは、ロヒンギャ族を自国民とみなしておらず、逃れて行った隣国のバングラデシュは難民条約を批准していないため、誰も難民認定していません。その結果、法的地位を持たない数少ない民族となっており、人道的立場からすれば緊急の支援が必要です。

日本政府は、難民高等弁務官事務所やユニセフと強調しながらできる限りの支援を実施していますが、将来的にはミャンマー政府に政治的圧力をかけて、これらの難民たちを救済することが求められると思っています。

午後は、日本大使館での勉強会、夕方からはダッカの日本人会幹部も含めて会食を行い、様々な意見交換をしました。ダッカに住む日本人の皆さんはとても元気で議論好きで、私も久しぶりにスイッチが入って「朝まで生テレビ」ばりのマシンガントークをしてしまいました。江田衆院議員や秋野氏はたぶん「遠山、うるさいなあ」と思っていたと思いますが、口に出さなかったところが、人格者です。

今日は、ダッカのスラム街でのODAプロジェクトを調査し、その後、難民キャンプ近辺の主要都市、コックスバザールに空路で移動します。明日は、いよいよロヒンギャ難民キャンプに入ります。皆で団結して頑張ります!