* 難民支援に貢献を 浜四津代表代行
* 日本への期待を痛感 遠山参院議員

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浜四津代表代行

難民支援に貢献を 浜四津代表代行

 公明党イラン派遣団として関係者との意見交換や現地視察を行い、大変大きな成果を得ることができました。
 ジュネーブではUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、国際赤十字社、国際赤十字・赤新月社連盟などの国際人道支援機関の幹部の方々と懇談し、イラク周辺での人道支援活動の状況について説明を受けました。
 UNHCRのルベルス高等弁務官は、財政支援に加え、NGOなどによる日本の人道支援団体の活躍にも期待を寄せておりました。
 次にイランを訪れ、関係者との意見交換を行いました。
 また、複数のイラン政府関係者は「サダム・フセインが生物・化学兵器を使う可能性が非常に高い」「現実に使用するのではないか」という強い懸念を抱いていると述べており、この点において日本の貢献策を考えるべきとの印象を受けました。
 現地視察では、今回予測されるイラク難民受け入れ予定のキャンプ地を訪れました。約10万人の難民の受け入れが可能という広大な敷地に、水道、下水道、電気などの工事が真剣に進められておりました。数百?先にはイラクとの国境があり、すぐ先にサダム・フセインの大きな絵がかけられているという所でした。
 次に、フセインが20年前のイラン・イラク戦争時に生物・化学兵器を使用した、ハラブジャという町からの難民約800人を受け入れているキャンプを視察しました。そこはいまだに生物・化学兵器による被害に苦しんでいる人々が多く、難民の方々は「フセインがイラクからいなくなったらすぐ故郷イラクに帰りたい」と話していました。
 日本ではイランについてあまり報道されていませんが、イラク国民の約7割がイラン国境近くに住んでおり、イラクからの難民が実際に発生した場合はイランに大量に流入してくるというのが国連関係者、イラン政府関係者の一致した意見でした。
 難民が大量に発生した時には、どの国よりも先に、また、どの党よりも先に公明党が、今後の日本の対応について提示できる。そうした大きな成果のあった視察でした。

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遠山清彦参院議員

日本への期待を痛感 遠山参院議員

 スイスのジュネーブでルベルス難民高等弁務官と会談した際、ルベルス弁務官は「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)としては、武力行使という最悪な事態に直面した場合には、人道救援活動を行わなければならない」とし「人道救援活動を行うに当たっては、(緊急事態に至る前から)事前に準備をしておくということが非常に重要である」と指摘していた。
 その上で、ルベルス弁務官は「国際社会は、人道救援活動を行うUNHCRなどの国連機関やNGOに対して、事が起こる前からの支援をなかなか行わない」とし、日本政府に対して「人道支援という観点から貢献したいのであれば、迅速に対応してほしい」と語っていた。
 イランを訪問した際には、党イラン派遣団はたいへん優遇された。公明党がイラン政府と友好関係を持つために尽力しているということが理解されているのだと感じた。
 イラクに対して武力行使が行われ、難民が発生した際、ヨルダンやシリア、トルコ、クウェートなどの国々と比べても、イランに一番難民が流入するといわれている。
 イランでは、既に難民受け入れのための160ヘクタールもの土地が確保されており、イラクから発生した難民をイラン兵が地雷を踏まないよう安全に誘導するための訓練も行われている。
 イラクから難民が発生した場合は、イランは間違いなく難民支援の焦点となる国だ。そうした国を訪問した公明党は、現場での視察を踏まえ、日本政府が人道支援のための貢献でリーダーシップが発揮できるよう、提案していきたい。
(公明新聞)