遠山清彦です。通常国会が閉会した翌日から、地元の九州・沖縄8県を文字通り飛び回っております。各地で、多くの有権者の皆様から公明党への期待とともに、アベノミクスの恩恵がまだ地方の現場に及んでいないとの指摘を受けています。皆様からの声を真摯に受け止めて、明日からの参院選を全力で戦い抜きたいと思います。

今回の参院選の最大の意義は、「ねじれ国会を続けるかどうか」について国民の審判を受けること、に尽きると私は考えております。

一時、マスコミや言論界でも「ねじれ国会」を肯定的に評価する声がありました。「再考の府である参議院で野党が主導権を握るのは、政府のチェック機能が強く働くので、良いのでは」という趣旨の主張です。

一理あるとは思います。しかし、もう6年近く「ねじれ国会」を続けてきて、政府の意思決定は遅れ、国民生活に多大なマイナス影響を与え、中長期的な外交・経済戦略が停滞してきたことから、今回の参院選で「ねじれ国会」に終止符を打つべきだ、と私は考えます。

政治の一つの本質は、「決断し、実行すること」です。国民の皆様の声に耳を傾ける、少数意見を尊重する、国会で熟議する――。これは、当然大事なことです。しかし、政治は、最後には決断をしなければなりません。

決断し、実行する。そこには、リスクもあるし、損得もある、結果として失敗してしまう可能性もゼロではない。ただ、国家に限らず、会社・団体、あらゆる組織が常に何らかの決断をして、全力を上げて挑戦し、物事を前に進めているのです。

民主党政権時代、与党幹部は「決められない政治から脱却する」と口では繰り返しながらも、大事な政策課題で党内が紛糾すると「決めないことを、決めました」という奇妙な「決断」を繰り返し、結局、何も前に進みませんでした。

自公政権は、全く違います。私たちは、政策決定プロセスを明確にして、政策課題ごとに日程を決め、そしてその枠の中で、着実に熟議を重ね、結論を出し、実行しています。もちろん、例外的に予定より時間がかかる場合もあります。しかし、手続きと日程と権限が明確になった政策決定過程を経ているので、私たちの国会運営は安定しています。その結果、まだねじれている今年の通常国会でも、政府提出法案の84%が成立、民主党政権時代を上回りました。

この参院選で「ねじれ国会」に終止符を打ち、安定した政治基盤の上で、久しぶりに本格的な「決められる政治」を私たちにやらせていただきたい。その上で、社会的弱者に目配りした社会保障改革、消費税増税に伴う庶民生活への打撃を抑制する様々な対策、近隣諸国との平和外交、など「公明党らしい政治」を堂々と実行していく。この点を、力いっぱい訴えて参ります!