遠山清彦です。今年1月に鹿児島の与論島を訪問した際、旧知の壮年の方が「最近転職してこういう会社に勤めている」と名刺を出されました。そこには「猫の手レンジャー」と書かれています。

「これは、何の会社ですか?」と聞くと、「猫の手も借りたい島の高齢者が多いから、頼まれたら清掃でも何でもする会社だよ」との答え。かなり仕事があって、忙しい時期もあるという事。興味がわいて色々伺うと、最近あったエピソードを教えてくれました。

電話で「私は与論島出身ですが、今は妻子と福岡にいます。高齢の母が一人で実家に住んでいます。その実家に清掃に行ってくれませんか」と。

「わかりました。それでは1時間くらい家を清掃しましょう」

「いやいや、2時間分の代金を払います。1時間だけ清掃でかまいません」

「では、あと1時間は何のために?」

「あと1時間は、何でも良いから母と会話してあげてほしいんです」

「猫の手レンジャー」氏は、島には、話し相手もいない高齢者が増えているという事実に「はっとした」と言っていました。私もこの話に強く胸を打たれました。

20世紀の戦後日本の激動の時代を一生懸命生き抜いてこられた方々が、孤独になりつつある。

現場を回り、地元の方々のお話に耳を傾けて、次第に自分の理解が深まってきたように思います。こうした現実は、永田町や霞が関だけにいては、絶対にわからないことです。

高齢者だけでなく、子どもや若者も、多くの問題に悩んでいます。公明党は、今こそ現場主義を貫いて、日本人が直面している多くの問題解決のために、真面目に全力で動いていきます!