遠山清彦です。毎週末九州や沖縄の現場を回ると、「地域の高齢化がどんどん進んでいる。どう対応すべきか」という話題になることが多いです。以前のメルマガで大分県国東市の「黄色い旗運動」を紹介したことがあります。朝晩に地域全ての世帯で「黄色い旗」を出し入れすることで、住民同士が自然にお互いを見守りあうという取り組みに、私は感動しました。

また、これは佐賀県多久市で訪問させていただいた施設ですが、「地域共生ホーム」という場所にも驚きました。この施設は一見すると普通の宅老所ですが、中に入ると高齢者だけでなく、乳幼児や小学生、私が訪問した時は、障がい児も一人いました。同じ地域の子どもから高齢者、そしてハンディキャップのある方まで、わけ隔てなく一緒に夕食を楽しんでおられる姿に、「なるほど、これぞ共生だ!」と、うなりました。

高齢者だけ滞在する施設にも素晴らしいところはあります。しかし、高齢者と子供が交流することによって、双方に大きな活力や経験が生まれている。また、同じ地域の方々が利用することで地域の「絆」を強めることにも大きな貢献をしている。この共生ホーム形式の施設は、佐賀県、長野県などの自治体で多いと聞きました。ぜひ都市部も含めてこのような施設の増加を推進すべきではないか、と感じています。