遠山清彦です。昨日から師走に入り、いよいよ冬らしい気候になってきました。

3日間の韓国訪問では、大きな成果を挙げることができたと思っています。山口代表は、日本政界のキーパーソンとして、李明博大統領をはじめ韓国で出会う人全てに歓迎されていました。私たちが韓国を離れて30分後に起こった北朝鮮砲撃事件に象徴されるように、アジアの国際環境は厳しい状況にありますが、だからこそ、隣国との友好関係をより強固にすべきです。

11月23日に帰国し、私は翌日から沖縄入りして県知事選挙の応援に全力を尽くしました。公明党が推薦した現職の仲井真氏が再選され、本当に嬉しかったです。今回の知事選挙、普天間移設について、仲井真氏が「県外移設」、相手候補が「国外移設」を掲げ、そこだけみると差異は感じられませんでしたが、より深い次元で見れば、日米安保体制を前提とするか、しないか、という根本的差異がありました。

仲井真氏が再選されたということは、日米安保を前提としつつも、普天間問題では沖縄の主張をはっきりしていくという路線が選択されたことを意味します。また、沖縄の今後10年間の振興策について、やはり豊富な知識と経験、行政手腕のある方を県民は選んだということでしょう。仲井真知事とともに、真の沖縄の自立経済実現のために、今後も全力を尽くす決意です。

さて、臨時国会は、明日会期末を迎えます。民主党政権としては補正予算を成立させたことだけが成果であり、他の重要法案は採決どころか、審議すらできないものも多かったわけで、表面上はともかく、民主党議員は、内心は失意に満ちているのではないか、と思います。

今回の補正予算の一部には、公明党提案の政策も入っています。学校耐震化の予算、子宮頸がん予防ワクチンへの助成、妊婦検診無料化の継続、等々です。しかし、全体としては、提出時期があまりにも遅く、地域活性化のための予算が小規模すぎます。また、農家に冷たい、中小企業に冷たい、地方に冷たい予算の中身になっており、公明党は反対をいたしました。(ただし、地方の振興を考え、地方交付税法案には賛成しました)

マスコミは、「公明党が民主党に寄るのか、自民党に寄るのか」という政局的な報道ばかりしていますが、私たち公明党の軸足は「国民生活」です。山口代表が10月2日の党大会で宣言したように、「闘う野党」として政府の非を厳しく追及すると同時に、国民生活を最大の判断基準として反対する政策と賛成する政策をその都度判断する「是々非々」路線を貫きました。この点で、党内議論では色々意見が出ても、最後は結束してぶれなかったということをどうかご理解いただきたいと思います。

国会閉幕後、政府与党は、来年度の予算編成や税制改正を決定する作業に入ります。その作業に野党は主体的に加われませんが、しっかりとモニターし、来年1月からの通常国会での国会審議で問題点を追及し、建設的な提案を行っていきたいと思います。

支持率が極めて低い菅内閣が、今後どこまで続くのか、私にも見当がつきません。しかし、政権の座にいる間は、少なくとも閣僚が失言を繰り返したり、緊張感を失っているような醜態だけはさらしてもらいたくない、と思っています。そうした政治姿勢も、今後もあらゆる機会に厳しく問いただしていきます。