遠山清彦です。一昨日、衆院内閣委員会で一時間ほど質疑をしました。奄美地方の集中豪雨被害や桜島火山活動対策の問題を皮切りに、政治主導、経済対策などについて質問しました。

久しぶりの委員会質疑だったので、気合を入れて27問ほど質問項目を用意しましたが、仙谷官房長官と激しいやりとりになる中、官房長官の「時間稼ぎ」答弁のせいで、半分程度で終わってしまいました。官房長官は話し方には一種の凄みがありますが、中身は底が浅く、また主観的な意見が多く、少々あきれました。

民主党が国会提出している「政治主導確立法案」の中で、新たな政治任用ポストとして「政務参事」や「政務調査官」というのがあります。これらは、高額の報酬を受け取るポストとして規定されていますが、私は政務の補佐をするこれらのポストになぜこのような高額な報酬が約束されているのか理解できないと主張しました。

さらに、これらのポストに民主党の党職員や議員秘書を採用する際は、「非常勤にする」と明言した鳩山前総理の国会答弁を引用し、その方針を維持するのか、官房長官の見解をただしました。

官房長官は、あっさりとその方針を撤回したのです。つまり、党職員や議員秘書を「常勤で」採用する場合があるとし、さらに高額な報酬もごちゃごちゃわけのわからない理由を述べて正当化しました。これは、重大な問題発言であり、今後の委員会質疑でさらに追及することを決意しています。

さて、菅総理が「有言実行内閣」と宣言したことは記憶に新しいですが、すでにその言葉は色あせ、正確には「迷走内閣」となっています。「クリーンでオープンな政治を目指す」(9月2日)と表明して民主党代表に再選された菅総理ですが、今月26日に民主党常任幹事会は、企業団体献金の再開を決定して、周囲を驚かせました。

民主党参院選マニフェストには「政治資金規正法を改正し、企業団体による献金、パーティ券購入を禁止します」と明記されています。民主党執行部の言い訳は、「マニフェスト実現まであと3年あるから、3年間は、企業団体献金は違反にならない」というもののようですが、「企業団体献金は不適切だからやめよう」ということで公約にしたのでしょうから、そんな屁理屈は通らないでしょう。また、国民は裏切られました。

鳩山前総理大臣が今月24日にベトナム・ハノイで発言したことも、国民から見れば重大な約束違反、裏切りです。鳩山氏は総理辞任を表明した6月2日に、「私は次の総選挙に出馬をいたしません」と公言。この様子は、何度もテレビで映し出され、支持率が落ちた総理大臣の当然の末路とはいえ、議員辞職も明言する姿勢に「潔さ」を感じた国民も多かったのではないか、と思います。

それを、半年もたたずに、撤回しました。言葉の軽さで有名(悪名の高い)鳩山氏ですが、さすがに総理大臣まで務めた政治家が自らの出処進退で全国民に嘘をつくとは、信じがたい裏切りであります。

信じがたい迷走と裏切りが続く民主党政権。事業仕分けなど評価できる努力もありますが、その成果を吹き飛ばして余りある失態の連続です。政治不信の元凶を断つために、公明党は「闘う野党」として、がんばります。

【衆議院TV】10月27日内閣委員会での遠山質疑動画