遠山清彦です。昨日、アジア政党会議の貧困削減をテーマとした国際会議が終日行われました。滞在している昆明市内のホテルの大会議室に100名以上が参加、約30カ国から60政党の代表が次々と壇上に上がり、「貧困削減」についての政策提案は各国の現状と取り組みなどについて、主に英語で発表しました。(一部、中国語、ロシア語あり。)

私は、公明党を代表し、午前中7番目で登壇させていただき、英語でスピーチさせていただきました。今回の会議は、国連総会方式とも呼べるもので、50人以上が連続でスピーチをしていくので、早めの順番で発表できて、本当に良かったです。(後半になると、参加者はかなり疲れてきます。)

内容の要点は、(1)今会議で採択される予定の「貧困削減のための昆明宣言」に盛り込まれた、「アジア貧困対策基金」と「アジア・マイクロファイナンス基金」の創設に賛同する(2)アジア諸国の経済発展は1990年代までは貧富の格差をそれほど生まなかったが、それ以降では格差が拡大している(3)貧困の格差是正のために日本の過去のODAの成功要素は役立つことを指摘しつつ、昨年4月(自公政権時代)に日本政府が発表したアジア経済成長促進イニシアチブを継続すること、等です。

自分の発表が終わって一安心したところで、他国の政党代表者のスピーチを聞いていると、大変勉強になりました。インドや中国などの大国は、高い経済成長を維持しているものの、巨大人口でもあり、億単位の人々がいまだ極度の貧困状況にあります。貧困削減問題に対するこれらの国の政党関係者の危機感は深く、日本も様々な形で協力しなければならないと思いました。

また、アジア諸国の中でも日本に続いて先進的な経済成長を遂げた韓国やシンガポールの発表は、今日の日本の政策形成に大変参考になる内容でした。韓国の政党代表者は、貧困削減努力におけるITの有効活用、という独自の切り口で政策提言をしていました。また、シンガポールは、社会保障制度の拡充とセーフティネットの充実で、貧困層の救済に取り組んでいるということで、住宅政策、教育政策、健康政策等、大変勉強になりました。

国政に復帰させていただき、久しぶりに本格的な国際会議に参加。こういう外交舞台で、日本の政治家がしっかり意見をいい、参加者たちと交流し、存在感を示していくことが非常に重要だと改めて認識しました。私がほとんど理解できない外国語が飛び交うエレベーターの中で、「これが地球なんだ」と思わず笑顔になりました。結局は皆同じ人間です。日本人も、少々語学が弱くても、堂々と世界で仕事をしていく時代ではないでしょうか。特に日本の若者の今後の世界での活躍に期待したいと思います。