遠山清彦です。3月6日の公明新聞に、大阪選挙区の参院予定候補の石川ひろたか氏と、私の旧知の政治学者である村田晃嗣教授(同志社大学)の対談が掲載されていました。

お二人とも外交の専門家であり、対談は盛り上がったようですが、後半の地域活性化を話題にしたところで「おっ!」と思いました。

村田教授の言葉をそのまま引用します。

「地域レベルでの経済の発展を考えるときに、アメリカの学者が三つの「T」という視点を示しています。それは、「テクノロジー(技術)」「タレント(才能ある人材)」「トレランス(寛容性)」というものです。技術の集積があり、才能あふれる人材が集まり、多様な文化や人材を受け入れる寛容性がある地域は、経済的にも発展していくという意味です」。

全くその通りだと思います。やはり発展している地域と、そうでない地域には、この「技術」「人材」「寛容性」で差があるのだと私も常々感じています。そこで思い出したのは、以前ある新聞の社説で紹介された話です。これは2番目の「人材」に特化した話です。

以前このメルマガでも紹介した記憶がありますが、地域発展のために必要な「人材」は3種類ある、とその説は主張します。すなわち、「よそ者」「若者」「バカ者」である、と。

まず、町おこしのために良い案を持っているのは、地域を客観的に見ることができる、外からきた「よそ者」が多いというのです。ところが、どんなに案が良くても「よそ者」の考えだけに、なかなか地元で受け入れられない。それを取り上げるのが、しがらみにとらわれない「若者」。そして最後に、若者が取り上げた案に乗っかって一緒に騒ぐ地元の「バカ者」がいると、町おこしが実現しやすい、というのです。

若干表現が不適切ではありますが、私はこの説に初めて触れたときに、「なるほど、そうかもしれない」と思いました。「よそ者」、「若者」、そして「バカ者」が活躍するあたり、村田教授の話に出てくる「寛容性」とも通じます。

いずれにしても、どんな事業も最後は「人材」で決まる。公明党のこれからの発展もまさに人材育成にかかっています。

武田信玄の「人は石垣、人は城」との言葉をかみしめながら、力強く前進してまいります。