遠山清彦です。いよいよ平成22年度の通常国会が今日始まります。

私は浪人中で、国会質疑に残念ながら立つことはできませんが、現職の先輩・同僚議員に是非がんばっていただきたいと思っています。

昨年末の鳩山総理自身のお金の問題にも呆れましたが、小沢幹事長をめぐる数々の疑惑は、さらに大規模で悪質である可能性が高い問題で、公明党が与党の時代にこんな問題を抱えたまま通常国会に入ることはとうてい考えられないことでした。

民主党は、自らが政権与党であり、党首が最高権力者の地位にあるにもかかわらず、小沢氏の問題を「検察=国家権力との戦いだ。対決する」などと、気勢をあげています。こんなに知的レベルが低いとは思いませんでした。

今回の問題は、小沢氏個人の不透明な政治資金の出所の問題であり、本人が司法当局と国民に明快に説明すればすむことで、国家権力との戦いという次元でないことは、誰の目にも明らかです。要は、すりかえです。

小沢氏の元秘書で逮捕された石川容疑者は、4億円が小沢氏個人から提供されたことを認めているのです。その上で、捜査当局はその4億円の原資にゼネコンからの公共工事を巡る談合にからんだヤミ献金が含まれているのではないか、と疑っています。

これにはきちんと理由があって、水谷建設という会社の幹部、小沢氏の元秘書の要請で1億円を提供したと証言しています。要は、その疑惑を晴らすことができないから、元秘書が3人も逮捕されたわけです。

国家権力との戦いだ、などと騒ぎ立てる前に、小沢氏が、もし本当にやましいことが少しもないのであれば、検察に出向いて説明すればいいことです。同じ内容を記者会見でも開いて国民に説明すればいいではないですか。その行動一つで、国民は一定の理解はするはずです。(もちろん、新生党・自由党の政治資金が消えた問題等、他の問題は残りますが。)

それすらできないから、うさんくさいのです。通常国会で、ぜひ公明党から厳しい追及をしてもらいたいと思います。

さて、話は変わりますが、先日、私の尊敬する先輩から、重要な指摘を受けました。それは、政治家の話についてです。政治家の話に必要な要素は、「3感」だと。つまり、感動、感激、感涙の3つです。これがないと、結局どんなに内容が良くても、専門的でも、人々の心に響かない、というのです。

また、一見、話が上手そうな政治家の話を聞いても、家に帰って全く内容を思い出せないことがある。その原因をよく考えてみると、「新聞に書いてあることを借りてきて、うまくしゃべっているにすぎないからだと、わかった」とおっしゃるのです。非常に、鋭いご指摘で、私も若輩の政治家として反省することしきりでした。

「新聞に書いてあることを話すことは、簡単だが、浅い。新聞に書かせる言葉を自分で考えるのが、政治家だ」この言葉を、今後私の新たなモットーに付け加えたいと思います。