遠山清彦です。24日の自民党大会で、楽天イーグルス前監督の野村克也氏が講演し、「負けに不思議の負けなし。みんな負けて反省するが、勝ってあまり反省しない。そこに皆さんの落とし穴があったのではないか。」と話したと報道されています。プロ野球界の選手・監督として歴戦の勇者である人物の言葉であるだけに、私も肝に銘じた次第です。

自公政権が負けた理由は様々あると思いますが、その一つは未来性だと私は感じています。言い換えれば、今後の日本の未来を託せるか否かという判断基準で民主党に負けたということです。衆院選を振り返れば、自公の公認候補より民主の公認候補が圧倒的に若く、より高い未来性を有権者に感じさせたことは否めないと思います。

「高齢の有権者は高齢の候補に入れるよ」とある先輩政治家が言ったことがありますが、私はそうは思いません。人生の年輪を重ねれば重ねるほど、この国の行く末を案じており、若い政治家に未来を託し、期待を寄せるものだと思います。

もちろん、私は高齢の政治家の存在意義や役割を否定するつもりは毛頭ありません。どの世界でもそうですが、ベテランはベテランにしかない感性と経験と知恵を持っており、それは何物にも代えがたい戦力になります。私が主張したいのは、それを前提としたうえで、若手とのコラボレーション(協働)をきちんとすべきだということです。

今年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』は、第1回目から高い視聴率です。坂本龍馬は、現代でいえば、学歴は小学校卒業と変わらず、幕末の志士として活躍したのは、27歳から33歳までの6年ほどに過ぎません。

しかし龍馬は、その若さゆえの大胆な行動力で大政奉還を成し遂げ、薩長同盟を成し遂げ、そして何よりも日本の人材消滅を恐れ、死ぬ間際まで武力による討幕に反対し続けました。龍馬のような人材は今の日本にもいると私は信じていますが、その人材が活かされる社会なのかどうか、私たちは真剣に考えなければならないと思っています。

今年夏の参院選の公明党公認候補の平均年齢は45歳。新たな時代を切り開く、若き人材がそろっています。皆様のご理解とご支援を望む次第です。