遠山清彦です。成田?香港?デリー(インド)?カブールと、トランジットも含めて約19時間かけて、7日午前8時10分(現地時間=日本時間より4時間半遅れ)カブール国際空港に到着しました。アフガニスタンは、山岳地帯と知ってはいましたが、人口300万を超える首都カブールの周囲も冠雪した山々の荘厳な姿が窓越しに見えると、長旅の疲れもどこかへ行ってしまいました。 

カブール空港の国際線ターミナルは、予想通り、お店などもなく、観光客もほとんどいない寂しい所ですが、気温マイナス1度の外に出ると、日本の援助で作られたことを表示する銘盤があり、うれしく思いました。

借り上げた防弾仕様の車両に乗り込み、ひとまずホテルへ。午後、JICA事務所と在カブール日本大使館を訪問し、現地情勢や日本の援助活動等について意見交換を行いました。 

この意見交換は、非常に有意義なものとなりました。私が抱いていた数々の質問に、現地にいるJICA職員や外務省職員は懇切丁寧に答えてくれ、今日だけでかなり勉強になりました。治安が悪く、行動が厳しく制限されている状況で、アフガニスタン復興のために活動するこれらの職員に率直に深い敬意を抱きました。全員無事に日本の家族の元に戻れるよう、心から祈りたいと思いました。 

アフガニスタンは私にとって初訪問ですが、カブールの町並みは、以前訪れたパキスタンやイランに似ているところがあって、さほど違和感はありませんでした。部屋の中はかなり寒くて苦労しますが、ホテルも予想以上に近代的で、インターネットにも無線LANでつながるので、このように現地リポートを送ることができます。

テクノロジーの進歩によって、こうして、世界中どこでもインターネットにアクセスができるというのは、5年前の私の外交活動を思い起こしても驚異的です。一方で、街のあちこちには自動小銃を抱えた警護要員が立っており、カブールの治安の悪さを象徴しています。 

明日以降は、国際機関やアフガニスタン政府関係者と面会し、さらに情報収集をする予定です。帰国後、ここで得た知見を整理し、私なりにアフガン復興に日本が果たすべき分野・事業等について、提言をまとめたいと思っています。