遠山清彦です。先日、福岡市内で「HugMe(ハグミー)」という動物保護団体のパネル展示会に立ち寄り、スタッフの方々と懇談する機会がありました。

日本社会では、犬や猫などの動物が虐待され、モノのように捨てられた結果、保健所等で恐怖におののきながら殺処分されているという現実があります。HugMeは、そうした悲劇の根絶をめざして、啓蒙活動や救済活動をされています。

私自身もブリーダーに虐待されていた犬を引き取って育て上げた経験もあり、また愛犬家の一人として、HugMeの活動には大変共感しました。短時間の懇談でしたが、深く理解しあうことができ、スタッフの方々と強い絆を結ぶことができました。

英国に留学した6年の間、動物の命の扱われ方が日本といかに異なるかを目の当たりにして、残念ながら、日本はペットの扱いについては、非常に遅れた後進国であると感じました。

日本では久しくペットブームが続いており、全国にペットショップが乱立しています。テレビでも動物の特集番組が増え、犬や猫を自分の人生の大切なパートナーとする人も増えています。しかし、その影で、毎年42万頭ともいわれる動物たちが殺処分されており、欧州の基準からみれば日本の現状は「命を軽視する国」と呼ばれても致し方ない状態です。

子犬や子猫の時代は可愛がるが、大きくなると邪魔になり、捨てる人が残念ながら多くいます。届け出制のペットショップであるためか、金儲けだけを目的とした悪質なペット業者が増え、売れ残った大量の子犬や子猫が、まるで商品が処分されるように殺されています。一部のペットは、いまやネットで通信販売されています。

欧州諸国の一部では、ペットショップには規制がかけられており、誰でも彼でも動物を販売できるようにはなっていません。また、諸般の事情から捨てられたペットの扱いについても、なるべく里親が見つかるように配慮しています。

実際私が知り合った英国人でペットを飼っている人の多くが、そういう捨てられた犬や猫を飼っていました。また、ペットと一生付き合うための責任感や知識の習得が欧米では飼い主に厳しく求められています。

動物愛護の問題については、すでに公明党内にプロジェクトチームがあり、色々な研究や政策提言を行って政府の政策の改善を図ってきましたが、まだまだ改善の余地があると考えています。

動物の生命を軽視することは、人間の生命の軽視、弱者への優しさが欠けた社会、慈悲なき政治につながっています。私もさらに勉強を進め、命を大切にする日本社会の実現のため、全力を尽くしたいと思います。

活動アルバム「動物保護団体ハグミーの展示会へ」