遠山清彦です。民主党の鳩山代表の資金管理団体に対する偽装献金の問題で、さらに「進展」がありました。

鳩山代表は、解雇した公設秘書が虚偽記載をした理由として「私への個人献金が少なかったので、それが分かったら大変だという思いがあったと推測している」と記者会見で述べましたが、どうやらそれが嘘だったとのこと。政治とカネの問題についいて記者会見で嘘を述べるようでは、本当に総理大臣としての資格はありません。

『毎日新聞』のネット報道(7月1日午後1時17分配信)によると、鳩山氏の資金管理団体である「友愛政経懇話会」は、1998年から10年間で総額約5億9000万円の個人献金を受け取っており、「少ない」どころか政治家の中で突出して多いということが判明しています。さらに、この個人献金のうち約6割が「5万円以下」の条件を満たす匿名献金であり、10年間の総額は3億4000万円にのぼります。

匿名献金は、5万円以下の個人献金をした人については、氏名などの個別記載がいらないという政治資金規正法に基づくものですが、そのカテゴリーで3億円4000万円のお金が鳩山氏の政治団体に寄付されているというのは、常識的に考えて異常です。

一人5万円を寄付したと仮定すると、3億4000万円に達するには延べ人数で6800人の個人が献金しなければならず、これを鳩山氏の秘書が「少なかった」と思ったという説明には、完全に疑問符が付きます。

一体この3億4000万円はどこから来たのでしょう?それを国民が納得できる形で説明できなければ、鳩山氏の責任は果たされたことにはなりませんし、民主党が政治資金問題について何を発言しても何の説得力もないことになります。