遠山清彦です。『公明新聞』に「東京都盲ろう者支援センター」という施設が、公明党東京都議会議員の推進で実現したことが報じられています。これは、目と耳が不自由な盲ろう者の方の自立を支援する拠点施設で、指点字等のコミュニケーション方法やパソコン活用法を学んだり、通訳・介助者の派遣・要請を行うとのこと。

公明党らしい、すばらしい政策実現であり、今後同様の施設が、たとえ小規模であっても、地方に広がるよう私たちは努力しなければならないと思います。

私は以前東京ローカルで自身がパーソナリティを務めるラジオ・トーク番組を持っていました。(ラジオ日本『遠山清彦のピース・ピース・ピース』)毎回多彩なゲストをお呼びしていたのですが、その中に日本点字図書館の田中徹二理事長がいました。

田中さんとのトークで私が一番覚えているのは、「最近の公衆トイレは『流す』ボタンの場所がまちまちで、私たち視覚障がい者にはわからないことが多く、困っています」というお話しと、「遠山さん、視覚障がい者と話をするときも、私たちの目を見て話してほしいのです」というお話しでした。

後者の指摘に、私は大変衝撃を受けました。私も自分のことを振り返ってみて、視覚障がい者の方とお話をするときに、悪気はなくても、相手の目を見て話さなかったことがあったように思います。心のどこかに、「先方はこちらがどこをみて話しているか、見えないだろう」という気持ちがあったのかもしれません。

しかし、田中理事長いわく、「私たちは相手の目線がどこに向かっているか、感じることができます。だから、相手の視線がずっと違うところにあると、つらいのです」と。たしかに、人間誰しも背後から誰かにじっと見られると視線を感じます。

私は理事長のお話を聞いて、自らの不明を恥じました。その後視覚障がい者の方々と会話する時にも努めて相手のお顔をしっかり見て話をするようになりました。

冒頭紹介した「東京都盲ろう者支援センター」のモデルは米国にあるヘレンケラー・ナショナルセンターとのこと。日本にもヘレンケラーのように、自らの障ハンディキャップに負けずに頑張る人がたくさんいます。

障がいのあるなしに関わらず、誠実に努力を続け、頑張る人がもっと認められ、活躍できる社会が実現するよう、私もさらに勉強して取り組みたいと思います。