遠山清彦です。5日午前、北朝鮮は事前通告通り、「人工衛星打ち上げ」と称する弾道ミサイルの発射を行いました。報道を見る限り、人工衛星なるものの存在は確認されておらず、自ら喧伝した目的は失敗したか、あるいは当初からミサイルの飛距離を伸ばすことが隠された目的であったかのどちらかであった、と私は推察しています。

いずれにしても、北朝鮮の行為は国連決議違反の疑いが濃く、日本は国連を中心に抗議の声を強くあげていかなければなりません。一般的に、「脅威」とは、相手を攻撃する「意思」と「能力」があった場合に存在する、と安全保障分野では言われています。

日本に対する北朝鮮の脅威は、かなり明確であり、政府は国民の生命と財産を守るための必要なあらゆる措置を万全に取ることが重要です。また、北朝鮮のミサイル技術の拡散防止についても、国際社会全体で取り組みを強化すべきです。オバマ米大統領も同様の考えを、訪問先のプラハで表明しており、そのリーダーシップに期待します。

ところで、オバマ大統領のプラハでの演説に、私は大変感動しました。大統領は、「核兵器なき世界」の実現を目標として明確に掲げ、ブッシュ政権時代は頑なに拒んでいた包括的核実験禁止条約(CTBT) の批准を早期実現する意向も示しました。

これは、米政府の軍縮問題に対する方針の大転換であり、唯一の被爆国として核軍縮外交を推進してきた日本として大歓迎すべきものです。

私自身も、「平和学博士号」保持者として、8年前に参議院に初挑戦した際の個人公約に「核軍縮の推進」を明記し、その後もこの目的の議員連盟に参加して活動してきた経緯があります。国政復帰後、オバマ大統領と共に頑張りたいと思います。

私は今日、被爆地・長崎にいます。オバマ大統領に長崎・広島の被爆地を訪問し、核兵器がもたらす惨状の真実について知っていただきたいと思います。(昨年お会いしたラッド豪州首相は、広島を訪問しています。)