遠山清彦です。今日(22日)は休日ですが、予算折衝の大詰めで、多くの政治家・官僚が永田町・霞ヶ関に出勤して仕事をしています。年末のこの時期は、予算・税制・行政改革にまつわる重要な多くの事柄が短期間に決定されていくので、今後、思いつくままにメルマガでも報告したいと思います。

その前に、22日付け読売新聞4面に、同紙トップの渡辺恒雄会長が同日放映のテレビ番組で「大連立騒動」の真実の一部について語っている内容の要旨が掲載されました。渡辺氏は、福田・小沢の党首会談の仲介をしたことを認めた上で、大連立の話は小沢一郎党首が言っているような「福田さんからの依頼」ではなく、「小沢さんからのアプローチ」であったことを明言しました。以下、渡辺氏の発言から重要なところを抜粋します。

「小沢さんが言っている『福田さんが持ちかけてナベツネが仲介して』というのは事実に反する。むしろ、小沢さんの方が危機感を持って、『次の衆院選は厳しい。次の選挙でも民主党は衆院で少数党で、参院は多数党だ。このねじれがずるずる行ったら、国はおかしくなる』と認識しているから、そういう認識に基づいて行動を起こそうとした。ところが、あの人は秘密主義というか、自分の党の幹部にも一切言わなかった。抑えられると思っていた。ところが造反されて党首辞任騒ぎまでいった。(中略)小沢さんは裸の王様になっていた。自分が言えば、幹部会は直ちに賛成と言うと思いこんでいた。これが、今度の大連立話を破壊した最大の原因だ。」

もしこの渡辺氏の発言が真実であれば、大連立騒動について小沢代表はとんでもない嘘を国民の前で平然と言っていたことになります。確かに、ねじれ国会で政治が停滞する大問題を前に、大連立構想そのものを政策論の次元でメリット・デメリット含めて議論することは良いでしょう。しかし、密室で自分でしかけておいて、失敗して党首を辞任しようとして、すぐ思いとどまって、最後に釈明で嘘をついていたのであれば、呆れ果ててしまいますね。とてもではないが、小沢氏に日本国総理大臣の資格があるとは思えません。