遠山清彦です。一昨日は、未明の午前3時近くまで参院本会議に出席し、社保庁改革法案・年金時効廃止特例法案・公務員制度改革法案などを成立させました。何のために徹夜したのか、いまだに理解できません。世界各国で民主主義は多数決原理で運用されているわけで、立法府の名に恥じぬよう最後は採決して法律を作らなければならないことは自明の理であります。それを野党は、「多数与党の横暴」と言いますが、国際社会では笑いものになる言い草です。

英国の議会政治の伝統では、野党第一党は選挙で負けて議会少数派になったら、「影の内閣」(シャドウ・キャビネット)を作り国民に次の総選挙へ向けての政策アピールに余念がなく、議会の委員会審議などで不毛の抵抗などはしません。よって英国の首相や外務大臣は、議会に縛られることなく世界中を飛び回り、国益の増進を図るのです。

日本は、先進民主国の中で、もっとも議会において野党に配慮した審議時間を長く取る国で有名なのです。私はそれは日本の寛容の精神が体現化した良き伝統だと思っていますが、にもかかわらず「審議時間が足りない」と言い続け、無駄な抵抗で国民の血税(徹夜国会をすると数千万円の税金が使われます)を浪費する日本の野党は世界でも特異な存在といえます。