本日(3月20日)、外務省の執務室で、13名のイラク人グループの表敬訪問を政務官として受けました。彼等はイラク政府の中堅官僚で、主に環境分野、農業分野、水資源分野、地方行政分野を担当している人たちです。今回は、公明党(特に青年局)が推進し、日本政府がUNEP(国連環境計画)を通じて支援している南部(メソポタミア)湿原再生事業に関して日本に研修に来ており、私が表敬訪問を受けたものです。

会見の冒頭、私は「国際社会の役割、日本の役割は、イラクの民主的・平和的・自立的復興を支援すること」であると強調した上で、特にその中でも「湿原地域への支援」を公明党が重視して現地調査などを経た上で、小泉総理に支援を強く要請してきた経緯を説明させていただきました。

また、公明党青年局を中心に署名活動を全国で展開し、550万余りの賛同署名を集めたことや、カラー刷りのパンフレットを作成して日本国民にメソポタミア文明を産んだイラク南部湿原の重要性を啓蒙したことを、署名用紙やパンフレットを見せながら力説しました。イラクから来た13人の方々は少々疲れ気味に見えましたが、真剣に私の話を聴いてくださいました。(私があまりにも熱を入れて語ったため、会見後の写真撮影の際に、一人の壮年の人が、「遠山政務官の話を聞いていて、青年の血を感じた」と発言し、出席者は笑いに包まれました。)

私の話の後、出席者と意見交換をしました。団長格の方は、「日本のこれまでの支援に感謝する」としながらも、「まだまだイラクの復興は遅れているので、今後の支援継続をお願いしたい」と発言され、また他の方々からは環境や農業の専門家の立場から、色々とご意見がありました。

話を伺った後、「確かにそれらの分野で日本の技術を活かせることは明確で、日本政府にもその意思はありますが、問題は治安です。治安状況はどうですか?」と質問をしました。すると、多くの出席者は、イラクのごく一部で治安は悪いが、ほとんどの地域では問題がない、という趣旨のことを言っておりました。

イラクの治安状況、本当に早く改善してほしいと思います。治安問題さえクリアーできれば、外務省やJICAは日本人専門家を現地に送り込んで調査を行い、様々な開発支援プロジェクトを迅速に立ち上げることができます。また、民間企業もNGOももっと広範にイラク内に入り込んで独自の支援や復興事業に貢献することができるでしょう。

公明党としても、わが党が先頭に立って推進した湿原再生事業の進捗状況や結果について現地で調査をし、確認することができるようになります。そういう日が一日も早く訪れることを願いつつ、皆さんと記念撮影をして、「シュクラン」(ありがとう)と言いながら握手を交わして送り出しました。

一行はこれから大阪・滋賀に行って、研修事業の視察をするとのこと。日本で学んだことをイラク本国で最大限に参考にしてもらいたいと思います。