自衛隊が活動中のイラク・ムサンナー県
神崎代表らハッサーニ知事と会談

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イラク南部ムサンナー県のハッサーニ県知事(左から3人目)と握手する神崎代表(同4人目)ら=8日 衆院第1議員会館

 公明党の神崎武法代表は8日、衆院第1議員会館内で、イラク復興支援のため自衛隊が派遣されているサマワを県都とするイラク南部ムサンナー県のハッサーニ県知事、アブディルサッタール県企画局長らの表敬訪問を受け、サマワの治安状況や今後の復興支援の在り方などについて活発に意見交換した。太田昭宏幹事長代行、井上義久政務調査会長、高野博師国際委員長、遠山清彦国際局次長、斉藤鉄夫衆院議員、山本保参院議員が同席した。

 一行を歓迎した神崎代表は、昨年12月に自身がサマワを訪問したことなどに触れ、「イラクが平和で自由な国家として再建されることが国際社会の平和に極めて重要。今回の知事の来日を機に、イラクと日本の交流をさらに深めていきたい」とあいさつ。

 ハッサーニ知事は、イラクにおける自衛隊や外務省の努力を高く評価し感謝の意を述べるとともに、「イラク国民が苦しんでいる時に自衛隊は適切な支援をしてくれた。サマワ市民も大歓迎しており、自衛隊を守ることが自分たちの義務だと思っている」として、サマワにおける日本の復興支援が、サマワだけでなく南部の他地域やイラク全体にとって良いモデルとなっていることを強調した。

 神崎代表が、サマワの治安状況や、今後予定されている選挙など政治プロセス(過程)の見通しを尋ねたのに対し、ハッサーニ知事は「サマワの治安は安定しており、誇りに思っている。また来年1月の国民議会選挙実施に向けては民族や宗派を超えて団結しており、順調にいくと思う」と答えた。 太田幹事長代行は、病院や学校の復旧状況、雇用問題などについて質問。ハッサーニ知事は、病院や学校の復旧は進んでいるとしながらも、電力が不足する場合があることを指摘し、電力などの基礎的インフラ(社会資本)整備の重要性を訴え、「小規模、短期的なプロジェクトだけでは必ずしも十分ではない。日本政府に、より大きなプロジェクトを推進してもらいたい」と要請した。神崎代表は「政府に働きかけていきたい」と約した。
(公明新聞:2004年10月9日付)