分かりやすい学生納付特例に
参院厚労委で遠山氏

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国民年金の未納・未加入対策で質問する遠山氏

 参院厚生労働委員会は1日、年金改革関連法案について質疑を行い、公明党の遠山清彦氏は、国民年金で未納・未加入が発生している原因と改善策について政府の見解をただした。

 この中で遠山氏は、2度の勧奨通知で加入を勧めても届け出がない20歳の人を職権適用で自動的に国民年金に加入させていることについて、「未加入は減るが、本人は(加入した)自覚がないため、その分、未納率が上がる結果になるのではないか」と聞いた。
 これに対し坂口力厚生労働相(公明党)は「2回(の通知)で分からない人には別途違ったチェックの仕方を考えるよう指示している。何をやるのか十分考えないといけない」と述べた。
 これを受けて遠山氏は、保険料の納付実績を点数化して本人に通知するポイント制が今回の法案に盛り込まれていることに言及。「ポイント制の通知が届くようになれば、国民の意識も変わるはずだ」として、職権適用をポイント制とセットで実施できる体制の早期整備を求めた。

 また、遠山氏は、在学期間中の保険料を社会人になってから追納できる「学生納付特例制度」について、追納しないと未納期間として扱われる点を挙げ、同制度を紹介する社会保険庁発行のパンフレットについて(1)1年分追納しないと将来の年金額が現在価格で年2万円給付が下がる(2)3年以降の追納は期間が後になるほど保険料が複利で加算される――ことなどが分かりにくいことを指摘、「分かりやすく改善すべき」と主張した。
 社会保険庁の薄井康紀運営部長は「工夫を凝らしたい。また、5年などしかるべき節目で個別に追納制度の案内も考えていきたい」と答えた。
(公明新聞)