* 情報格差解消へ 衛星使い”夢”実験
* 総務省 八丈島の青年らの企画を採用

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離島のIT化について八丈島の青年らと意見交換する遠山氏

  「離島にこそブロードバンド(高速・大容量のインターネット)の活用を」。東京・伊豆諸島八丈島(八丈町)の青年らの夢が、具体化へ向けて前進し始めた。
 総務省はこのほど、2004年夏に打ち上げ予定の「技術試験衛星8型」を利用した産官学の実験に、「八丈島にブロードバンドを推進する会」(沖山克身代表)のプロジェクトを採用した。同会では、固定カメラによる台風監視や、漁船から市場への画像送信などの実験に取り組む予定だ。
 八丈島のIT(情報通信)化を支援してきたのは公明党。02年10月、遠山清彦青年局長(参院議員)と藤井一都議は同島を訪れ、同会や浅沼道徳・八丈町長(全国離島振興協議会副会長)と意見交換。これをもとに、参院決算委員会で遠山氏は、インフラ整備に莫大な時間と費用がかかる光ファイバーとは別に、衛星技術の活用を提案し、同会の活動を後押ししてきた。
 IT革命により、全国で急速に普及するブロードバンドだが、遠隔医療や教育など、その効果が最も期待される離島で、都市部との格差は広がっている。
 公明党では、こうした格差解消に向け、離島のIT化を強く推進。03年4月に施行される改正離島振興法では、公明党の強い主張が実り、遠隔医療や教育分野での高度情報通信ネットワークの活用が盛り込まれたほか、02年11月にまとめた党青年政策でも、光ファイバーの増設や超高速インターネット衛星の導入などに対する国の財政支援を強く訴えている。
 離島のIT化に期待が高まるなか、八丈島での「実験」の行方が注目される。
 
<八丈島にブロードバンドを推進する会発起人・沖山光章氏の話>
 ITの進歩の速度を考えると、離島における情報格差は、ますます悪化する一途です。今回の実験が離島へのブロードバンド導入の機運を盛り上げるきっかけになればと思います。
(公明新聞)