* 日本との友好の架け橋に
* 冬柴、丸谷、遠山氏

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アラブ諸国の留学生を歓迎し記念の写真に収まる冬柴幹事長ら

民衆レベルの文化交流を
母国紹介の報道に不信も

 公明党の冬柴鉄三幹事長は5日午後、衆院第2議員会館で中東諸国の留学生16人(13カ国)と懇談し、日本での生活上の要望や母国と日本との友好関係の強化などについて意見を聞いた。これには丸谷佳織衆院議員、遠山清彦参院議員が同席した。
 これは、各国との友好関係の強化には留学生の受け入れ拡大が重要であることから、留学生への支援策などを探るため、冬柴幹事長の提案で企画されたもの。
 席上、冬柴幹事長は留学生の国会訪問を歓迎した上で、「公明党は、たとえ人種や信条、宗教などが違っても全人類は同時代を生きる“地球村”の住民として協調し、友好関係を深めていくことが大切だと考えている。文化の違う国での生活は苦労も多いと思うが、各国の指導的立場に立つ皆さんが、将来にわたって母国と日本との友好の懸け橋となっていただけるよう、率直な意見を聞きたい」と述べた。
 続く懇談では、留学生から、「留学生の受け入れ枠を増やしてほしい」(イエメン)、「来日の際、日本語の日常会話を学べる環境が整っていないため、苦労する」(スーダン)などの留学の環境整備に関する要望をはじめ、「アラブと日本は“石油と自動車”(の輸出入)の関係から一歩進んで、もっと“夢”を共有する緊密な関係に発展すべきだと思う。そのためにも、音楽やスポーツなど、民衆レベルでの文化交流が重要だ」(リビア)など友好関係の強化に関する意見も相次いだ。
 日本の印象については「アラブについて悪い印象を与える報道が多いが、真偽を確かめるのが難しい。偏見を増長しない対策が必要だ」(シリア)、「来日後、母国を紹介するマスコミ報道を見て失望した。日本のマスコミは商業化していて、真実を伝えていない」(スーダン)など報道の適正化を望む意見も寄せられた。
 また、「アラビア語は国連の公用語なのにNHKの語学講座にない。相互理解を深めるためにも講座の開設を」(イエメン)との要請に、冬柴幹事長は「NHKに申し入れたい」と約束した。
 最後に丸谷さんが「今後も公明党青年局との交流を」と提案し、留学生側から「ぜひ継続したい」と歓迎の声が寄せられた。
(公明新聞)