* 遠山清彦 参院議員 公明党国際局次長
* 「開かれた日本」へ「開かれた政治」を

 最近、「日本は国際競争力をつけなければ」という言葉をよく聞く。グローバリゼーションが進み、情報通信手段も交通手段も飛躍的に発達し、国境の壁は社会の全ての分野で急速に崩壊している。島国ニッポンの産業も、教育も、思想も、否応なしに国際社会の荒波にもまれるようになって、既に久しいといえるだろう。
 政治の世界でも、国際競争力が重要になっている。国会議員になってまだ1年経たないが、海外の政治関係者と会う機会は結構多い。今年に入ってからだけでも、英国の国会議員団や、米国連邦議会スタッフと懇談する機会を与えていただいた。
 外国の方々と議論すると、何よりも「説明する力」が問われる。「なぜ公明党は自民党と連立しているのか」「日本はなぜ2大政党制にならないのか」「日本はなぜ国連安保理の常任理事国入りを目指しているのか」等々、矢継ぎ早に難問をぶつけられる。相手側の日本政治に関する予備知識は乏しいことが多いから、要点を押さえた的確な説明をしなければならない。「永田町用語」や「永田町の論理」など、当然通用しない。
 国会議員間の会話の中には、外国人や日本の一般市民が聞いたら理解できない部分が多いかもしれない。それは専門性というよりも閉鎖性を象徴しているのだろう。「開かれた政治」なくして「開かれた日本」もない。「まず政治家自身が国際水準の説明能力を身につけるよう努力しなければならない」。こう自分に言い聞かせる毎日である。 
(公明新聞)